梅雨の広がり・うねりを抑える!湿気に負けないヘアケア習慣
2026.06.02
「梅雨になると、せっかくセットした髪がすぐ広がってしまう…」「朝はストレートだったのに、午後にはうねりが出てくる…」。そんなお悩み、この時期になると本当に多くなります。
湿気の多い季節は、どうしても髪がまとまりにくくなりますよね。でも実は、毎日のヘアケアをほんの少し変えるだけで、梅雨の髪悩みはぐっと軽くなるんです。
今回は、湿気に負けない髪をつくるためのヘアケア習慣を、美容師の視点からわかりやすくお伝えします。
なぜ梅雨になると髪が広がるの?
髪の内部構造と湿気の関係
髪の毛は、外側からキューティクル(うろこ状の保護層)→コルテックス(内部のたんぱく質層)→メデュラ(芯)という3層構造になっています。
梅雨の湿気が髪に影響するのは、このキューティクルが開いて、内部のコルテックスが水分を吸収してしまうから。髪が余分な水分を含むと、均一に膨らまず、部分的にうねったり広がったりしてしまうんです。
うねり・広がりが出やすい髪質の特徴
特に影響を受けやすいのは、こんな髪質の方です。
- もともとクセがある方(くせ毛・波状毛)
- カラーやパーマでダメージが蓄積している方
- 細毛・軟毛で髪にコシがない方
- 乾燥しやすく、毛先がパサつきやすい方
こうした髪質の方は、キューティクルが開きやすい状態にあるため、湿気の影響をダイレクトに受けてしまいます。
湿気に負けない髪をつくる5つのヘアケア習慣
梅雨を乗り切るために、毎日のケアで意識してほしいポイントを5つご紹介します。
① シャンプー後のタオルドライを丁寧に
お風呂上がり、バスタオルでゴシゴシ拭いていませんか? 濡れた状態の髪はキューティクルが開いていて、とてもデリケート。タオルで髪を挟むようにして、やさしくポンポンと水分を取るのが正解です。
ここで余分な水分をしっかり取っておくと、ドライヤーの時間も短くなり、熱ダメージの軽減にもつながります。
② 洗い流さないトリートメントで水分バリア
タオルドライのあと、ドライヤーの前に洗い流さないトリートメント(アウトバストリートメント)をつけましょう。
オイルタイプは髪の表面をコーティングして湿気をブロックする効果が高く、梅雨の時期には特におすすめです。ミルクタイプは内部補修にも優れているので、ダメージが気になる方はオイルとミルクの二刀流もアリですよ。
③ ドライヤーは「上から下」が鉄則
ドライヤーの風は、必ず上から下に向かって当てるのが基本。キューティクルはうろこ状に上から下へ重なっているので、風を下から当てるとキューティクルが逆立ち、髪がボワッと広がる原因になります。
根元からしっかり乾かしたあと、最後に冷風を当てると、キューティクルがキュッと閉じてツヤ感もアップします。
④ 朝のスタイリングにはオイルを仕込む
朝のスタイリング前に、ヘアオイルを毛先〜中間にうすくなじませておくのがポイント。オイルが髪の表面をコーティングして、日中の湿気をブロックしてくれます。
つけすぎるとベタつくので、1〜2プッシュを手のひらでよく伸ばしてから、毛先中心につけてくださいね。前髪には、手に残ったごく少量をなじませる程度でOKです。
⑤ 週1回のヘアマスクで内部補修
普段のトリートメントに加えて、週に1回はヘアマスク(集中補修トリートメント)を取り入れてみてください。
髪内部のたんぱく質を補い、キューティクルを整えることで、湿気に対する耐性がぐんと上がります。お風呂でマスクをつけたあと、蒸しタオルで5分ほど包むとさらに浸透力がアップしますよ。
やってしまいがちなNG習慣
自然乾燥は広がりの最大の原因
「ドライヤーの熱が髪に悪そう」と思って自然乾燥にしている方、実はそれが逆効果。濡れた状態はキューティクルが開いたままなので、そのまま乾くと髪内部の水分バランスが崩れ、翌朝の広がりやうねりの原因になります。
お風呂上がりはなるべく早く、しっかりドライヤーで乾かす習慣をつけましょう。
ブラッシングのタイミングに注意
乾いた状態で無理にブラッシングすると、静電気と摩擦でキューティクルが傷つきます。ブラッシングはオイルやミストで少し潤わせてからがおすすめ。目の粗いコームやパドルブラシを使うと、髪への負担も少なくなります。
美容室でできる梅雨対策もあります
ホームケアだけでは限界を感じる方は、サロンでの集中ケアも選択肢のひとつです。
- 髪質改善トリートメント:髪内部の結合を整え、うねりや広がりを根本からケア
- 酸熱トリートメント:酸と熱の力でキューティクルを補修し、なめらかな質感に
- カット+すきバランスの見直し:髪の量感を調整するだけでも、広がりの印象は大きく変わります
「梅雨に入る前にサロンでケアしておく」のが理想ですが、梅雨の真っ最中でももちろん大丈夫。担当の美容師さんに「湿気で広がりが気になる」と伝えるだけで、最適なケアを提案してもらえますよ。
梅雨の髪と上手につき合うために
梅雨は毎年やってくるもの。だからこそ、「完璧にコントロールしよう」とするよりも、湿気と上手につき合う方法を知っておくことが大切です。
今回ご紹介した5つのケア習慣は、どれも今日から始められるものばかり。全部を一気にやらなくても、まずはひとつ、「これならできそう」と思ったものから取り入れてみてくださいね。
髪の扱い方をちょっと変えるだけで、梅雨の毎日がほんの少しラクになる。そんな小さな変化を楽しんでいただけたらうれしいです。
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参考文献
📚 日本毛髪科学協会
📚 厚生労働省 理容師美容師試験研修センター
⚠️ 本記事の内容は美容・ケアの一般的な情報提供を目的としたものであり、医学的診断・治療を代替するものではありません。症状が改善しない場合や気になる変化がある場合は、皮膚科等の専門医への相談をおすすめします。
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