頭皮のにおいが気になる季節|洗いすぎを見直す正しいシャンプー習慣
2026.05.30
頭皮のにおいが気になる季節——原因は「洗いすぎ」かもしれません
気温が上がってくると気になり始める、頭皮のにおい。汗をかいた日の夕方、ふと自分の頭皮が気になった経験はありませんか?
「しっかり洗えていないのかも」と、ゴシゴシ洗ってしまう方が多いのですが、実は洗いすぎが逆効果になっていることが少なくありません。
今回は、頭皮のにおいのメカニズムと、正しい頭皮の洗い方について整理します。梅雨から夏にかけて、知っておくと安心ですよ。
頭皮のにおいが発生する3つのメカニズム
① 皮脂の酸化
頭皮は体の中で最も皮脂腺が多い場所。Tゾーンの約2倍の皮脂が分泌されています。この皮脂が空気に触れて酸化すると、独特のにおいが発生します。
皮脂自体は頭皮のバリア機能を担う大切なもの。問題は「多すぎる皮脂」が酸化してしまうことなんです。
② 常在菌のバランスの乱れ
頭皮には無数の常在菌が住んでいて、健康な状態では良いバランスを保っています。しかし、皮脂が過剰になるとにおいの原因菌が増殖し、不快なにおいを生み出します。
③ 汗と皮脂の混合
汗自体はほぼ無臭ですが、皮脂と混ざり合って時間が経つとにおいが強くなります。特に梅雨時期は湿度が高く蒸発しにくいため、頭皮がムレやすく、においが発生しやすい環境になります。
「洗いすぎ」がにおいを悪化させる理由
皮脂を取りすぎると「リバウンド」が起きる
においが気になるからと洗浄力の強いシャンプーでゴシゴシ洗うと、必要な皮脂まで落としてしまいます。すると頭皮は「皮脂が足りない」と感じ、以前よりもっと多くの皮脂を分泌します。
これが「洗えば洗うほどベタつく・におう」という悪循環の正体です。
1日2回のシャンプーは多すぎる
朝シャンと夜シャン、1日2回洗っている方は要注意。基本は1日1回、夜に洗うだけで十分です。朝はお湯で軽くすすぐ程度にとどめ、頭皮に必要な皮脂膜を残してあげましょう。
においを防ぐ正しい頭皮の洗い方
予洗いを2分以上する
シャンプー前のお湯すすぎで、汚れの7割は落とせます。38℃前後のお湯で頭皮全体を2分以上しっかりすすぐこと。これだけでシャンプーの泡立ちも良くなり、使用量も減らせます。
アミノ酸系シャンプーでやさしく洗う
洗浄力が強すぎないアミノ酸系シャンプーがおすすめです。必要な皮脂を残しながら、余分な汚れだけを落とすことで、皮脂の過剰分泌を防ぎます。
指の腹で頭皮をマッサージするように洗い、爪は立てないこと。髪ではなく「頭皮」を洗うイメージを持つと正しい洗い方に近づけます。
すすぎは洗いの2倍の時間をかける
シャンプーの洗い残しは、においの直接的な原因になります。洗う時間の2倍のすすぎ時間を意識してください。特に耳の後ろや襟足は洗い残しやすいので、念入りに。
お風呂上がりはすぐに乾かす
濡れたままの頭皮は雑菌が繁殖しやすい環境。タオルドライ後、できるだけ早くドライヤーで頭皮を乾かすことが、においの予防に直結します。
においケアは「足す」より「引く」発想で
頭皮のにおいが気になると、ヘアコロンやフレグランスシャンプーで「においを上書き」しようとしがちです。でも、大切なのはにおいの原因そのものを減らすこと。
洗いすぎをやめる。やさしいシャンプーに変える。すすぎを丁寧にする。すぐに乾かす。どれも「何かを足す」のではなく、やり方を少し変えるだけ。
正しい習慣を続けていれば、2〜3週間で頭皮の皮脂バランスが整い、においが気にならなくなっていきます。焦らず、少しずつ。自分の頭皮を信じてあげてください。
なんでもない日のシャンプータイムが、少しだけ安心できる時間になりますように。
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参考文献
📚 日本毛髪科学協会
📚 厚生労働省 理容師美容師試験研修センター
⚠️ 本記事の内容は美容・ケアの一般的な情報提供を目的としたものであり、医学的診断・治療を代替するものではありません。症状が改善しない場合や気になる変化がある場合は、皮膚科等の専門医への相談をおすすめします。
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