髪の悩みあれこれ

by UNBIRTHDAY

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SPECIAL COLUMN

春、心が追いつかない日に。髪で取り戻す静けさ

2026.04.18    コラム

新しい環境がはじまって、二週間ほど経った頃。

気持ちが少しずつ追いつかなくなってくるのが、ちょうどこの時期です。

頑張ろうと前を向いている分、自分のことは後回しになりがち。

ふと鏡を見たときに「あれ、私こんな顔してたっけ」と感じる瞬間、ありませんか。

私たちUNBIRTHDAYでも、四月中旬から下旬にかけてご来店されるお客様のお話には、ある共通点があります。

「ちょっと自分を取り戻したい」という、控えめで切実な言葉です。

春の心が、ざわつきやすいわけ

四月は、変化が一気に押し寄せる季節です。

お子様の進級、自分の異動、新しい人間関係。

「楽しみ」と「緊張」が同居したまま、二週間ほど走り続けてきたあとに、ふっと疲れが顔を出します。

このタイミングで髪のことが気になりはじめるのは、私はとても自然なことだと思っています。

髪は、体調や気持ちの揺らぎがいちばんわかりやすく出る場所だからです。

ぱさついたり、まとまらなかったり、いつもの分け目が決まらなかったり。

その小さな違和感は、心が「少し休ませて」と言っているサインかもしれません。

髪を変えに来た、あるお客様の話

先日ご来店された三十代のお客様も、そのおひとりでした。

お子様の進級と、ご自身の異動が重なって、気持ちが追いつかないまま春を迎えていらっしゃいました。

カウンセリングで「今日はどうされますか」とお聞きしたとき、しばらく沈黙が続きました。

そして、「うまく言えないんですけど、軽くしたいです」と。

その一言を、私はゆっくり受け取りました。

髪型を変えに来たというより、自分を少しだけ整えに来た。

その重さを、丁寧に扱いたいと思いました。

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似合わせよりも、戻すこと

私たちが大切にしているのは、流行や似合わせの前に「いまのあなたに、何が必要か」という視点です。

そのお客様には、長さは少しだけ整え、毛先を軽くして、首まわりに動きを出すスタイルをご提案しました。

派手な変化ではなく、本人が自分に戻るための、小さな調整です。

仕上がって鏡をご覧になったとき、ふっと表情がゆるむ瞬間がありました。

私はその瞬間が好きで、毎回小さく祈るような気持ちで仕上げに向かいます。

帰り際に、「自分の顔が、ちょっと戻ってきました」と笑ってくださいました。

私たちにとって、それが何よりのご褒美です。

まとめ

髪を変えるという行為は、見た目を変えること以上に、自分の輪郭を取り戻す時間でもあります。

うまく言葉にならない疲れがあるとき、よかったら一度、私たちに会いに来てください。

派手に変えなくていいんです。

少しだけ整えて、自分のリズムに戻る。

そんな時間を、UNBIRTHDAYでご一緒できたらうれしく思います。

なんでもない日が、よりよくなりますように。

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