髪の悩みあれこれ

by UNBIRTHDAY

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SPECIAL COLUMN

ドライヤーの正しい使い方|美容師が教えるダメージレスな乾かし方の基本

2026.05.27    ヘアケア

「なんとなく」の乾かし方、もったいないかもしれません

お風呂上がり、テレビを見ながら、スマホを触りながら、なんとなくドライヤーを当てている——。じつはこの「なんとなく」が、髪のパサつきや広がり、毛先のダメージの原因になっていることが多いんです。

サロンで仕上げた直後のあのツヤとまとまりを、おうちでも再現したい。そう思ったことはありませんか?

じつは、特別な道具やテクニックは必要ありません。ドライヤーの「当て方」と「順番」を変えるだけで、髪はぐっと変わります。今日は、現役美容師が毎日サロンで実践している、ダメージレスな乾かし方の基本をお伝えします。

美容師が見ている、乾かし方の3つのポイント

「根元から」が髪を変える理由

乾かし方でいちばん大切なのは、根元から先に乾かすこと。毛先からなんとなく当てている方が多いのですが、これは仕上がりがぼやける大きな原因になります。

根元には水分が一番多く残っています。先に毛先を乾かしてしまうと、毛先だけがオーバードライ(乾かしすぎ)になり、根元はまだ湿ったまま。この状態で寝ると、根元のうねりや寝ぐせ、ニオイの原因にもつながります。

手で根元をやさしくこすりながら、頭皮にも風を届けるイメージで乾かしてみてください。これだけで、翌朝の髪のおさまりがぜんぜん違ってきます。

風の角度で仕上がりが変わる

ドライヤーの風は、上から下へ当てるのが基本です。髪のキューティクルは、根元から毛先に向かって魚のうろこのように重なっています。下から風を当てるとキューティクルが逆立ち、パサつきやツヤのなさにつながってしまうんです。

仕上げにかけて、上から下へ。この一方向の風を意識するだけで、髪表面が整い、サロン帰りのような自然なツヤが生まれます。

タオルドライから、ダメージレスは始まっています

ゴシゴシは絶対NG。「はさんで押さえる」が正解

濡れた髪は、いちばんデリケートな状態。キューティクルが開いていて、ちょっとした摩擦でも傷んでしまいます。タオルでゴシゴシ拭いている方は、今日からぜひやめてみてください。

正しいタオルドライは、タオルで髪をはさんで、ポンポンと押さえるように水分を吸い取るイメージ。毛先は特にダメージを受けやすいので、丁寧にやさしく。ここでしっかり水分をオフできると、ドライヤーの時間も短くなり、髪への負担もぐっと減ります。

アウトバストリートメントは「半乾き」までに

洗い流さないトリートメント(アウトバス)は、タオルドライ後すぐ、ドライヤー前に使うのがベスト。完全に乾いた髪につけても、表面に残ってベタつきの原因になりますし、熱から守る役目も果たせません。

毛先を中心に、目の粗いコームで全体になじませてからドライヤーへ。ヒートプロテクト効果のあるオイルやミルクを選ぶと、乾かす過程で起きる熱ダメージを和らげてくれます。

髪質別・ドライヤーの当て方のコツ

くせ毛・うねりが気になる人へ

くせ毛さんは、根元を少し引っぱりながら乾かすのがポイント。生え際や顔まわりは、毛流れと逆方向に手で軽く引きながら風を当てると、うねりが落ち着きやすくなります。

仕上げに毛先までブラシで軼く引きながら冷風を当てると、毛先までまっすぐ落ち着いてくれます。

細毛・猫っ毛さんは「立ち上がり」を意識

ボリュームが出にくい髪質の方は、分け目とは逆の方向から根元に風を入れてあげてください。指で根元を軽くつまんで揺らしながら乾かすと、ふんわりとした自然な立ち上がりが生まれます。

最後にいつもの分け目に戻すと、ぺたんとしない、空気感のあるシルエットになりますよ。

ダメージ毛は「低温・近づけすぎない」が鉄則

カラーやパーマでダメージが気になる方は、髪から15〜20cmは離して風を当てましょう。近すぎる風はピンポイントで高温になり、タンパク変性(髪の中のたんぱく質が変質してしまうこと)の原因になります。

最近のドライヤーは温度調整機胴がついているものも多いので、中温〜低温を使い分けて、優しく乾かすことを意識してみてください。仕上がりのなめらかさが、ぜんぜん違います。

仕上げの一手間で、明日の朝が変わる

最後の冷風が、ツヤとキープ力を生む

乾いたな、と思ったら、最後に冷風で全体を整えるひと手間を加えてみてください。冷風はキューティクルを引き締めて、髪表面をなめらかに整えてくれます。スタイルのキープ力も上がり、湿気にも負けにくくなりますよ。

温風で整えた形を、冷風で「固定」するイメージ。たった10〜20秒で、ツヤと持ちが見違えます。

寝る前のひと工夫で、寝ぐせも防げる

乾かしたあと、すぐにベッドに入っていませんか?じつは髪は「冷めるとき」に形が決まる性質があります。乾かしてすぐ寝てしまうと、枕に押しつぶされた形のまま定着し、朝の寝ぐせ・うねりの原因に。

乾かしたら少し時間を置いて、できればシルクや綿のナイトキャップ、または摩擦の少ない枕カバーに変えてみるのもおすすめです。たったこれだけのことですが、朝のスタイリング時間がぐっと短くなります。

今夜から始められる、髪への小さな投資

高価なシャンプーやトリートメントを買う前に、まずは毎日の乾かし方を見直してみてください。1日数分の積み重ねが、3か月後・半年後の髪を確実に変えていきます。

「タオルドライ」「根元から乾かす」「上から風」「最後に冷風」——この4つを意識するだけで、明日のスタイリングが楽になり、髪のツヤが戻ってきます。今夜のお風呂上がりから、ぜひ取り入れてみてくださいね。

なんでもない日のヘアケアこそ、いちばんあなたを変える時間。今日も、髪と頭皮にやさしい時間を過ごせますように。

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ぜひ取り入れてみてくださいね!

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参考文献

📚 日本毛髪科学協会
📚 厚生労働省 理容師美容師試験研修センター

⚠️ 本記事の内容は美容・ケアの一般的な情報提供を目的としたものであり、医学的診断・治療を代替するものではありません。症状が改善しない場合や気になる変化がある場合は、皮膚科等の専門医への相談をおすすめします。

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