カラー後の髪がパサつく原因と対策|美容師が教える”色もち×ツヤ”を両立するケア習慣
2026.05.01 コラム
公開日:2026.05.01
「カラーしたばかりなのに、もうパサついてきた気がする。」
そんな経験、ありませんか?せっかくきれいに染めた髪が、数日で手触りが変わってしまう。色もちも気になるし、ツヤも足りない。鏡を見るたびにちょっとがっかりしてしまう。
神戸・三宮〜北野エリアで4店舗を展開する美容室UNBIRTHDAYです。2015年の創業以来、カラーを楽しむお客様をたくさん担当させていただいてきました。
今日は、カラー後に髪がパサつく原因と、色もちとツヤを両立するためのケア習慣についてお話しします。
カラー後にパサつく、3つの原因
カラー後のパサつきには、主に3つの原因があります。どれも仕組みを知れば、対策がしやすくなります。
1. キューティクルが開いたままになっている
カラー剤は髪の内部に色素を届けるために、キューティクル(髪の表面を覆ううろこ状の層)を一度開きます。施術後にトリートメントで閉じますが、完全に元通りになるには数日かかることがあります。
キューティクルが開いていると、内部の水分や栄養が流出しやすくなる。これがパサつきの一番の原因です。
2. 髪内部のタンパク質が流出している
カラーの化学反応で、髪の内部構造を支えるタンパク質が一部損傷します。特にブリーチやダブルカラーなど明るめの施術では、この影響が大きくなります。
私たちのサロンでは毎日150名以上のお客様を担当させていただいていますが、「2回目のカラーから急にパサつきが気になり始めた」という方は少なくありません。蓄積ダメージが閾値を超えるタイミングがあるんです。
3. 自宅でのシャンプーが合っていない
カラー後の髪はデリケートな状態。そこに洗浄力の強いシャンプーを使うと、色素と一緒に必要な油分まで洗い流してしまいます。
現場で20年以上見てきた経験からお伝えすると、カラー後のパサつきの原因の半分は「自宅ケア」にあると感じています。
色もち×ツヤを両立する5つのケア習慣
では具体的に、何をすればいいのか。毎日の中で無理なく続けられる習慣を5つご紹介します。
1. カラー当日はシャンプーを控える
カラー直後は色素が完全に定着していません。できれば当日はお湯で流すだけにして、翌日からやさしく洗い始めるのが理想です。
2. アミノ酸系シャンプーに切り替える
洗浄力がマイルドなアミノ酸系シャンプーは、必要な油分を残しながら汚れだけを落としてくれます。色落ちのスピードが明らかに変わるので、カラーを楽しみたい方にはぜひ試してほしい選択肢です。
3. タオルドライは”押さえる”ように
濡れた髪はキューティクルが特に開きやすい状態。ゴシゴシ拭くと摩擦でダメージが進みます。タオルで髪を包んで、ぽんぽんと押さえるように水分を吸い取ってください。
4. ドライヤーは根元から、最後に冷風
根元を先に乾かすと、毛先の過乾燥を防げます。8割乾いたら冷風に切り替えて仕上げると、キューティクルが引き締まってツヤが出ます。
5. 週1回のヘアマスクで集中補修
毎日のトリートメントに加えて、週に1回は浸透力の高いヘアマスクを使うと、髪内部の補修が追いつきやすくなります。お風呂の中で5分置くだけで、翌朝の手触りが変わります。
サロンケアとの組み合わせで差がつく
自宅ケアだけでも十分効果はありますが、月に一度のサロントリートメントを組み合わせると、髪の土台が整って自宅ケアの効果も長持ちします。
先日いらしたお客様のケースでは、カラー後2週間でパサつきが気になっていた方が、サロンでの集中トリートメントと自宅シャンプーの見直しを同時に行ったところ、次のカラーまでの4週間、ツヤが持続したとおっしゃっていました。
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まとめ
カラー後のパサつきは、仕組みを知って正しくケアすれば防げます。大切なのは「特別なこと」ではなく、毎日の小さな習慣の積み重ね。
シャンプーの選び方、乾かし方、タオルの使い方。どれも今日から変えられることばかりです。
きれいな色とツヤのある髪で過ごす毎日は、鏡を見るたびに少しだけ気分が上がる。私たちが大切にしている「なんでもない日を、より良くする。」という想いは、そんな小さな変化の中にあると思っています。

