カラーの色持ちを長くする方法|美容師が教える自宅ケア
2026.05.12 ダメージ/ヘアケア
📅 公開日:2026.05.12 / 更新日:2026.05.12
「せっかくサロンできれいに染めたのに、もう色が抜けてきた…」。そんな経験、ありませんか?カラーの色持ちは、実は毎日のケア次第で大きく変わります。この記事では、現役美容師の視点から、自宅でできる色持ちアップのコツとサロンでの活用法を詳しくお伝えします。
この記事の執筆者
株式会社UNBIRTHDAY 広報担当/現役美容師。美容師歴6年、ヘアケア・頭皮ケア・カラーが得意領域。神戸・三宮〜北野エリア4店舗(UNBIRTHDAY/CHIKI/if/SPACIUM)で日々お客様の髪と向き合っています。
カラーの色落ちが早い原因とは?美容師が現場で感じていること
サロンで「色がすぐ抜けてしまう」と相談されるお客様は本当に多いです。私が1日に担当するお客様のうち、体感ではおよそ3人に1人がカラーの色持ちに何かしらの悩みを持っている印象です。
色落ちが早い原因は一つではありません。髪質やカラーの種類、そして日々の生活習慣が複雑に絡み合っています。まずは「なぜ色が抜けるのか」を知ることが、対策の第一歩になります。
髪の構造と色素の関係|キューティクルが鍵を握る
ヘアカラーの染料は、髪の表面を覆う「キューティクル」という層を開いて内部に浸透させます。キューティクルはウロコのように髪の表面に並んでいて、これが整っている状態だと色素が流れ出しにくくなります。
逆に、キューティクルが開いたままだと、せっかく入れた色素がどんどん外に流出してしまうのです。シャンプーのたびにお湯に色がつく、という方は、まさにこの状態かもしれません。
実際にサロンでお客様の髪を触ると、色落ちの早い方はキューティクルが荒れて手触りがザラついていることが多いです。手触りの良さと色持ちの良さは、深くつながっています。
色持ちに影響する意外な生活習慣
私自身、お客様の日常をヒアリングする中で気づいたことがあります。色落ちが早い方に共通するのは「お風呂でのシャワー温度が高い」「ドライヤーを使わずに自然乾燥」「洗浄力の強いシャンプーを使っている」という3つの習慣でした。
特にシャワー温度は見落としがちなポイントです。40度を超える高温のお湯はキューティクルを大きく開いてしまいます。理想は38度前後のぬるめの温度。冬場は少し寒く感じるかもしれませんが、色持ちには大きな差が出ます。
また、自然乾燥はキューティクルが開いたまま放置することになるため、色素が抜けやすくなるだけでなく、髪のダメージも進みます。カラー後の髪は特に、すぐにドライヤーで乾かすことが大切です。
カラーの種類によって色持ちは違う
一口に「ヘアカラー」といっても、種類によって色持ちの特性は異なります。一般的なアルカリカラー(おしゃれ染め・白髪染め)は髪の内部に色素を入れるため比較的長持ちしますが、それでも平均して4〜6週間が目安です。
一方、カラートリートメントやヘアマニキュアは髪の表面にコーティングするタイプなので、シャンプーを重ねるごとに徐々に色が落ちていきます。「色持ちが悪い」と感じる場合、そもそものカラーの種類が合っていない可能性もあるのです。
当店UNBIRTHDAYでは、お客様の髪質やライフスタイルを伺った上で、最適なカラーの種類をご提案しています。「いつも同じカラー」を選んでいる方は、一度相談してみるのもおすすめです。
自宅でできるカラーの色持ちケア|今日から始められる5つのコツ
色持ちを良くするために、サロンでの施術だけでなく、自宅でのケアがとても重要です。ここでは、私が普段お客様にお伝えしている具体的な方法を5つご紹介します。どれもすぐに始められるものばかりです。
コツ1:カラー後48時間はシャンプーを控える
カラーをした当日から48時間は、できるだけシャンプーを控えるのが理想です。カラー直後の髪は、まだ色素が完全に定着していない不安定な状態にあります。
「2日も洗えないなんて無理」と思われるかもしれませんが、お湯で流すだけの「湯シャン」であれば大丈夫です。私自身もカラー後は必ず2日間はシャンプーを使わず、お湯だけで過ごしています。最初は気になりましたが、慣れると髪のコンディションも安定してきました。
コツ2:カラー用シャンプーを選ぶ
毎日使うシャンプーの選び方は、色持ちに直結します。市販のシャンプーの中には洗浄力が強いものがあり、汚れだけでなくカラーの色素まで洗い流してしまうことがあります。
おすすめは「アミノ酸系」の洗浄成分を使ったシャンプーです。洗浄力がおだやかで、必要な潤いと色素を守りながら汚れを落としてくれます。当店で取り扱っているCOTAシリーズは、まさにこのアミノ酸系で、カラー後の髪にぴったりです。
成分表示の最初の方に「ラウロイルメチルアラニンNa」「ココイルグルタミン酸TEA」などが書かれていれば、アミノ酸系のシャンプーと判断できます。少し難しい名前ですが、覚えておくと選ぶときの参考になりますよ。
コツ3:シャワー温度は38度以下に
先ほども触れましたが、シャワーの温度は色持ちに大きく影響します。38度以下のぬるめの温度で洗うことを習慣にしてみてください。
お客様に実際にシャワー温度を下げてもらったところ、「前回より明らかに色が長持ちした」という声を何件もいただきました。特にハイトーンカラーやアッシュ系のように退色しやすい色味の方は、温度管理だけでも2週間ほど違いが出ることがあります。
コツ4:タオルドライは「こすらず押さえる」
お風呂上がりのタオルドライの仕方も、意外と重要です。ゴシゴシとこするように拭くと、濡れて開いたキューティクルがさらにめくれ上がり、色素の流出を加速させてしまいます。
タオルで髪を包んで、やさしくポンポンと押さえるように水分を取るのがポイントです。少し時間はかかりますが、髪のダメージも防げる一石二鳥の方法です。
コツ5:ドライヤーの仕上げは冷風で
ドライヤーで乾かす際、最後に冷風を当てるとキューティクルが引き締まります。温風で8割ほど乾かしたら、冷風に切り替えて全体に当ててみてください。髪にツヤが出るだけでなく、色素を閉じ込める効果も期待できます。
私はこの「冷風仕上げ」をお客様にお伝えするとき、「キューティクルの扉を閉めてあげるイメージ」と説明しています。温風で開いた扉を冷風でパタンと閉じる。そう考えると、少し楽しくなりませんか?
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サロンケアで色持ちを延ばす|プロだからできること
自宅ケアだけでは限界がある場合、サロンでのプロフェッショナルなケアが力を発揮します。色持ちを重視したカラー技術やトリートメントメニューは、セルフケアとの相乗効果で大きな違いを生みます。
カラー後のサロントリートメントの効果
カラー後に行うサロントリートメントは、傷んだキューティクルを補修し、色素の流出を防ぐコーティング効果があります。UNBIRTHDAYでは、カラーとトリートメントをセットで施術されるお客様が全体の約7割を占めています。
実際に、カラー後にトリートメントをされたお客様と、されなかったお客様を比べると、色持ちに2〜3週間の差が出ることも珍しくありません。30代後半・会社員のBさんは「トリートメントを始めてから、次のカラーまでの期間が2ヶ月に延びた」とおっしゃっていました。
当店で使用しているCOTAのトリートメントは、髪の内部に栄養を補給しながらキューティクルを整えるアプローチ。色持ちだけでなく、手触りやツヤも同時にケアできるのが魅力です。
色持ちを考えたカラーの選び方と相談のコツ
「色持ちを良くしたい」という希望がある場合、カラーのオーダーの仕方にもコツがあります。明るすぎるトーンや、ブリーチを使ったハイトーンは色が抜けやすい傾向にあります。
担当の美容師に「色持ちを優先したい」と伝えるだけで、染料の配合や塗り方を調整してもらえることが多いです。例えば、少しだけ暗めのトーンに設定して、退色後にちょうどいい色になるように計算するテクニックがあります。
私自身もカラーの調合をするとき、色持ちを気にされるお客様には「退色後の着地点」を想定して色を設計しています。染めたての色だけでなく、2週間後、1ヶ月後にどんな色になるかを考えるのがプロの仕事です。
カラーの施術間隔は何週間がベスト?
「どのくらいの頻度でカラーすればいいですか?」という質問もよくいただきます。一般的には、根元のリタッチは4〜6週間おき、全体染めは2〜3ヶ月おきが目安です。
ただし、これはあくまで平均的な目安です。髪質やカラーの種類、退色の度合いによって最適な間隔は変わります。UNBIRTHDAYでは、お客様一人ひとりに合わせた来店周期をご提案しています。
頻繁にカラーを繰り返すと髪への負担が増えるため、「色持ちを良くして来店間隔を延ばす」というのが、髪の健康にとっても理想的な考え方です。
カラーの色持ちをさらに高める季節別のポイント
季節によって、髪を取り巻く環境は大きく変わります。特にこの5月は、紫外線が急激に強くなる時期。季節ごとのケアを知っておくと、年間を通して色持ちが安定します。
5月〜夏にかけての紫外線対策
紫外線はカラーの大敵です。UVによって髪のたんぱく質が分解され、キューティクルが傷み、色素が壊されてしまいます。5月の紫外線量は真夏に近いレベルまで上がるため、今の時期から対策が必要です。
外出時には帽子や日傘で物理的に紫外線をカットするのが効果的です。最近はUVカット成分が入ったヘアスプレーやトリートメントもあるので、お出かけ前にシュッとひと吹きするだけでも違います。
当店のお客様で、夏場に毎回色落ちが早かった方が、紫外線対策を始めてから「秋口まで色がきれいに残るようになった」と喜んでくださったことがあります。小さな習慣の積み重ねが、大きな差を生むんですよね。
梅雨〜夏の汗・プール・海水への備え
汗やプールの塩素、海水もカラーの色落ちを早める要因です。特にプールの塩素は髪にダメージを与え、色素を分解する力があります。
プールや海に入る前に、洗い流さないトリートメントを髪全体に塗っておくと、髪をコーティングして塩素や塩分の浸透を和らげることができます。また、プール後はできるだけ早くシャンプーで塩素を落としてあげてください。
私も夏にプールに行く機会がありますが、入る前にヘアオイルを毛先中心につけておくようにしています。完全に防げるわけではありませんが、何もしないのと比べると明らかに退色が抑えられます。
よくある質問(FAQ)
Q1. カラーシャンプーは毎日使ったほうがいいですか?
カラーシャンプー(紫シャンプーやピンクシャンプーなど)は、毎日使う必要はありません。週に2〜3回、通常のシャンプーと交互に使うのがおすすめです。使いすぎると色味が濃くなりすぎたり、髪がきしんだりすることがあります。お風呂で泡をつけたまま3〜5分置いてから流すと、より効果的です。
Q2. ヘアアイロンは色落ちに影響しますか?
はい、影響します。ヘアアイロンの熱はキューティクルにダメージを与え、色素の流出を早めます。使う場合は、必ず熱保護のスプレーやオイルをつけてから。温度設定は160度以下を目安にしてください。毎日アイロンを使う方は特に、色持ちに影響が出やすいので意識してみてくださいね。
Q3. 色落ちしにくいカラーの色味はありますか?
一般的に、ブラウン系やダークトーンは色持ちが良い傾向にあります。逆に、アッシュ系やベージュ系、ピンク系は退色しやすい色味です。ただ、色持ちだけで色選びをする必要はありません。好きな色を楽しむために、ケアで色持ちをカバーするのが理想的です。担当の美容師に「この色味で色持ちを良くするには?」と聞いてみてください。
Q4. カラー後に温泉やサウナに入っても大丈夫?
カラー直後(48時間以内)の温泉やサウナは、できれば避けたほうが良いです。温泉の成分やサウナの高温は、定着しきっていない色素を流してしまう可能性があります。48時間以降であれば問題ありませんが、温泉から上がったらすぐに髪を洗い流して乾かすことをおすすめします。
まとめ|カラーの色持ちは日々の小さなケアで変わる
カラーの色持ちを長くするためにできることは、特別なことではありません。シャワーの温度を少し下げる。シャンプーの種類を見直す。ドライヤーの最後に冷風を当てる。そんな毎日の小さな工夫の積み重ねが、1ヶ月後の髪色を変えてくれます。
もちろん、自宅ケアだけで難しい部分は、サロンでのトリートメントやカラー設計で補うことができます。大切なのは「色持ちを意識する」という視点を持つこと。それだけで、次のカラーまでの時間がもっと楽しくなるはずです。
UNBIRTHDAYでは、お客様の髪の状態やライフスタイルに合わせたカラー提案を大切にしています。色持ちのことで気になることがあれば、ぜひ気軽にご相談くださいね。なんでもない日の髪が、ちょっといい気分で過ごせますように。
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