髪の悩みあれこれ

by UNBIRTHDAY

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SPECIAL COLUMN

髪を伸ばす途中が楽しくなった|ショートからロングへの18か月の記録

2026.07.04   

髪を伸ばす途中が楽しくなった|ショートからロングへの18か月の記録

公開日:2026.07.04 / 更新日:2026.07.04

「伸ばしたいのに、途中がつらい」。

ショートカットからロングヘアを目指すとき、多くの方がぶつかるのが”伸ばしかけの壁”です。はねる、まとまらない、なんだか中途半端——。そんな時期をどう乗り越えるかで、髪を伸ばす途中の景色はまるで変わります。この記事では、実際にUNBIRTHDAYのお客様が18か月かけてショートからロングにたどり着いた変化ストーリーと、途中を楽しむためのヒントをお届けします。

UNBIRTHDAY広報担当 現役美容師 プロフィール

この記事の執筆者

株式会社UNBIRTHDAY 広報担当/現役美容師。美容師歴10年、ヘアケア・頭皮ケア・カラーが得意領域。神戸・三宮〜北野エリア4店舗(UNBIRTHDAY/CHIKI/if/SPACIUM)で日々お客様の髪と向き合っています。

髪を伸ばす途中がつらくなる理由——「中途半端な長さ」の正体

「ショートは好き。でもロングにもしてみたい」。そう思ったことのある方は少なくないはずです。でも実際に伸ばし始めると、3〜4か月で最初の壁がやってきます。

襟足がはねる。耳まわりのボリュームが増す。なんとなく野暮ったく見える。私たちの店でも「伸ばしたいと思ったのに、この中途半端な時期に耐えきれなくてまた切ってしまった」という声をよく聞きます。

実は、髪を伸ばす途中がつらいと感じるのには、いくつかの物理的な理由があるんです。

伸ばしかけの髪がまとまらないメカニズム

髪は1か月に約1〜1.5cm伸びると言われています。ショートカットの場合、襟足や耳まわりが短く切り込まれているため、2〜3か月経つとその部分だけが不揃いに伸びてきます。

特に肩につく長さになると、毛先が肩にあたって外ハネしやすくなります。これが「中途半端な長さ」の正体です。髪の重さがまだ足りないので、毛流れが安定しないんですね。

当店では1日に平均12〜15名のお客様を担当していますが、そのうち「伸ばしかけでまとまらない」というお悩みは月に30件ほど。特に梅雨〜夏にかけては湿気の影響もあって、この相談がぐっと増えます。

「もう切ってしまおうか」——途中で挫折する人の共通パターン

私自身、20代前半のころに何度もショートからロングへの挑戦に失敗しました。理由は「途中のスタイルをどうすればいいかわからなかった」から。ただひたすら我慢して伸ばすだけだと、鏡を見るたびに気分が下がるんです。

当店に来てくださるお客様にも同じパターンの方がいます。「美容師さんに”伸ばしたい”と伝えたのに、次の来店で”やっぱり切ってください”と言ってしまう」。その繰り返しで、結局ずっとショートのまま——という方、実は本当に多いんです。

でも、途中を「ただの我慢期間」にしなければ、髪を伸ばす途中を楽しむことはできます。大事なのは「途中の今を、今のベストにする」という考え方です。

伸ばしかけの途中を楽しむ3つのセルフケア習慣

サロンでの施術はもちろん大切ですが、日々のセルフケアも伸ばしかけの味方になります。ここでは、髪を伸ばす途中を楽しむために私たちがおすすめしているセルフケアの習慣を3つご紹介します。

習慣1:シャンプー後のアウトバストリートメントで毛先をコーティング

伸ばしかけの毛先はダメージが蓄積しやすく、パサつきが目立ちやすい部分です。シャンプー後、タオルドライした髪にヘアオイルやミルクタイプのトリートメントをなじませることで、毛先のまとまりが格段に変わります。

ポイントは「中間〜毛先」にだけつけること。根元につけてしまうとボリュームがなくなってペタンとしてしまいます。伸ばしかけのショートヘアは「トップにふんわり感を残しつつ、毛先をまとめる」が鉄則です。

習慣2:ヘアアレンジを”武器”にする

伸ばしかけの中途半端な長さは、実はアレンジのバリエーションが広い時期でもあります。耳かけ、ハーフアップ、ピンを使ったサイド留め。ショートでもロングでもできないスタイルが、この時期だからこそ楽しめるんです。

美容師の間では「肩につくかつかないかの長さが、一番アレンジの幅が広い」と言われています。実はこの長さ、海外では”Lob(ロブ)”と呼ばれ、あえてこの長さをキープする方も多いんですよ。伸ばしかけだからこそ出会えるスタイルがある——そう思うだけで、鏡を見るのが少し楽しくなりませんか?

習慣3:頭皮マッサージで”伸びる土台”を整える

髪を伸ばすには、健康な頭皮が欠かせません。シャンプーのときに指の腹で頭皮をやさしくもみほぐすだけでも、血行が促されて髪の成長をサポートしてくれます。

頭皮がかたくなっていると、髪に栄養が届きにくくなると言われています。1日1〜2分の頭皮マッサージ。それだけで、伸ばしかけの途中を支える”土台”が少しずつ整っていきます。

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UNBIRTHDAYと歩んだ18か月——ショートからロングへの変化ストーリー

ここからは、実際に当店のお客様が18か月かけてショートカットからロングヘアにたどり着いた記録をお伝えします。

【1〜3か月目】スタートのショートボブ期——「伸ばしたい」を共有した日

30代後半・会社員のYさんがUNBIRTHDAYに初めて来店されたのは、2024年の秋でした。あごラインのショートボブで、「ずっとショートだったけど、一度はロングにしてみたい」とおっしゃいました。

最初のカウンセリングで私たちが大切にしたのは、「ゴールの共有」と「途中の計画」です。ただ「伸ばしましょう」ではなく、3か月後・6か月後・12か月後にどんなスタイルが楽しめるかを一緒にイメージしました。

Yさんは「途中にも楽しめるスタイルがあるなら、頑張れそう」と笑ってくださいました。この言葉が、私たちにとっても大きな原動力になりました。

【4〜6か月目】最初の壁——肩にあたる外ハネ期

4か月目、Yさんの髪は肩につき始めました。予想通り、毛先が外にはねます。「やっぱりこの時期がつらい」とYさん。この”最初の壁”は、髪を伸ばす途中で誰もが通る道です。

ここで担当スタイリストが提案したのは、レイヤー(段)を入れすぎず、毛先の厚みを残すカット。そして「外ハネを活かすスタイリング」への発想の転換でした。

外ハネ=失敗ではなく、外ハネをあえてデザインにする。コテで毛先を軽く外巻きにして、オイルでツヤを出すだけで、「中途半端」が「こなれたミディアム」に変わったんです。Yさんは「はねるのが嫌だったのに、友達に”その髪型かわいい”って言われた」と嬉しそうに話してくれました。

【7〜12か月目】鎖骨ライン期——「途中が一番好きかも」

7か月目を過ぎると、髪は鎖骨あたりまで伸びてきました。この時期から、まとまりやすさがぐっと変わります。髪の重さで毛先が落ち着き、はねにくくなるんです。

Yさんのカラーは、秋冬はベージュブラウン、春はラベンダーグレージュと、季節ごとに少しずつ変化をつけました。「伸ばしている途中でも、カラーで変化を楽しめるのが嬉しい」とYさん。

この頃、Yさんが言った言葉が印象に残っています。「途中が一番好きかもしれない。ショートの自分もロングの自分も知れて、今の長さが一番しっくりくる」。髪を伸ばす途中を楽しむって、こういうことなのかもしれません。

【13〜18か月目】ロング到達——「伸ばしてよかった」と言えるまで

18か月後、Yさんの髪は胸上のロングヘアに到達していました。あごラインのショートボブからスタートして、約25cm伸びたことになります。毛先のダメージも最小限に抑えられ、ツヤのある柔らかいロングヘアに仕上がりました。

「途中で何度も”もういいかな”って思ったけど、毎回サロンに来るたびに”今の長さでもかわいいですよ”って言ってもらえたから続けられた」。Yさんの言葉には、18か月の重みがありました。

私たちUNBIRTHDAYが大切にしているのは、「伸ばした先のゴール」だけではなく、「伸ばしている途中の今」を楽しんでもらうこと。髪を伸ばす途中は、自分の新しい一面に気づける時間でもあるのです。

担当スタイリストが伸ばしかけの途中で意識していたこと

Yさんの18か月間で、担当スタイリストが特に意識していたのは「毎回切りすぎない」ことでした。伸ばしたいお客様のカットでは、毛先を整えるのは0.5〜1cm程度に抑えます。

一般的なカットでは2〜3cm切ることが多いのですが、伸ばしている最中にそれをすると、3か月分の伸びがほぼ相殺されてしまいます。当店では「伸ばしたい」とお聞きした時点で、カルテに目標の長さと期間を記録し、毎回のカット量を管理しています。

さらに、2〜3か月に1回のトリートメントで毛先の補修を行い、伸ばしている途中でも髪のコンディションが落ちないようにケアを続けました。伸ばす=放置ではなく、伸ばす=丁寧に育てる。その意識が、18か月後の仕上がりに大きく影響するのです。

髪を伸ばす途中に関するよくある質問(FAQ)

Q1. 伸ばしかけの途中でもカットは必要ですか?

はい、定期的なカットをおすすめしています。ただし「伸ばしたい」とお伝えいただければ、毛先を0.5〜1cm整える程度に抑えます。2〜3か月に1回、形を整えることで、伸ばしかけの途中でもまとまりやすいスタイルをキープできます。カットせずに放置すると、毛先のダメージが蓄積して、結果的にたくさん切らなければいけなくなることもあるんです。

Q2. 髪を伸ばす途中、何か月くらいが一番つらいですか?

個人差はありますが、多くの方が「3〜6か月目」をつらいと感じます。ちょうど肩につく長さになり、はねやすくなる時期です。でも、この時期を過ぎると毛先が落ち着いてきて、ぐっと楽になります。私たちは「最初の半年を一緒に楽しく乗り越えましょう」とお伝えしています。

Q3. 伸ばしている途中にカラーやパーマをかけても大丈夫ですか?

カラーは問題なく楽しめます。むしろ、伸ばしかけの途中にカラーを変えることで気分転換になり、モチベーションが続きやすくなります。パーマについては、髪の状態を見ながら相談させてください。ダメージが気になる場合は、コスメパーマなど髪への負担が少ないメニューをご提案しています。

Q4. ショートからロングまで、だいたいどのくらいの期間がかかりますか?

髪の伸びるスピードは個人差がありますが、一般的には1か月に1〜1.5cm程度です。あごラインのショートボブから胸上のロングまでなら、おおよそ18〜24か月が目安になります。途中のカットで少しずつ整えることを考慮すると、焦らず2年くらいの気持ちで臨むのがちょうどいいかもしれません。

Q5. 途中で「やっぱりショートに戻したい」と思ったらどうすればいいですか?

それも全然ありです。無理に伸ばし続ける必要はありません。途中の長さで「この長さが好き」と気づくこともありますし、「やっぱりショートが自分らしい」と再確認できることもあります。どんな選択も、髪と自分に向き合った結果だから、正解です。私たちはどんなタイミングでも、その方に似合うスタイルを一緒に考えます。

まとめ——髪を伸ばす途中は、自分の新しい一面に出会う時間

髪を伸ばす途中は、決して「ゴールまでの我慢期間」ではありません。伸ばしかけの今を楽しむことで、ショートの自分にもロングの自分にも出会える、とても贅沢な時間です。

UNBIRTHDAYでは、「伸ばしたい」というお客様の気持ちに寄り添いながら、途中の一つひとつの長さを”今のベスト”にするお手伝いをしています。中途半端だと思っていた長さが、実は一番似合うスタイルだった——そんな発見があるかもしれません。

途中を楽しむことは、髪だけでなく、日常を少し丁寧に過ごすことにもつながるのかもしれません。

なんでもない日が、よりよくなりますように。

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参考文献・出典

⚠️ 本記事の内容は美容・ケアの一般的な情報提供を目的としたものであり、医学的診断・治療を代替するものではありません。症状が改善しない場合や気になる変化がある場合は、皮膚科等の専門医への相談をおすすめします。

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UNBIRTHDAY広報担当 現役美容師 プロフィール

執筆:UNBIRTHDAY 広報担当

株式会社UNBIRTHDAYに勤める現役美容師兼広報担当。美容師歴10年。得意領域はヘアケア・頭皮ケア・カラー。

神戸・三宮〜北野エリアの4店舗(UNBIRTHDAY/CHIKI/if/SPACIUM・スタッフ16名)で日々お客様の髪と向き合いながら、ポッドキャスト「あつまれ!ふかふか頭皮さん」の制作にも携わっています。

株式会社UNBIRTHDAY(創業2015年・神戸市中央区)|公式サイト

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