梅雨前に始める髪の湿気対策|美容師が教えるうねり・広がりを防ぐ日常ケア
2026.04.24 くせ/ヘアケア
公開日:2026.04.24 / 更新日:2026.04.24
ゴールデンウィークが近づくこの時期、「去年の梅雨、髪がまとまらなくて本当に大変だった」と振り返る方が増えてきます。毎年同じ悩みを繰り返さないために、実は今の時期からできることがあるのをご存じでしょうか。
私たちのサロンでは、4月後半から「梅雨前にできることはありますか?」というご相談が急増します。神戸・三宮エリアは海に近く湿度が高いため、うねりや広がりに悩むお客様がとくに多い地域です。現場で15年以上この時期のお客様を見てきた経験から、梅雨前に取り組んでおくと差が出るケアをお伝えします。
なぜ梅雨前のケアが重要なのか
髪のうねりや広がりの主な原因は、毛髪内部の水分バランスの乱れです。健康な髪はキューティクルが整っていて余分な水分の侵入を防いでくれますが、ダメージを受けた髪はキューティクルに隙間ができ、湿気を吸いやすくなります。
当店では約7割のお客様が「梅雨になってから対策を始めた」とおっしゃいますが、実は梅雨が始まってからでは遅い場合があります。髪の補修には一定の時間がかかるため、湿度が上がる前の4月〜5月に土台を整えておくことが、結果的にいちばん効率のよい対策になります。
今日からできる3つの湿気対策
1. シャンプー後のタオルドライを丁寧にする
先日いらしたお客様が「ドライヤーはちゃんとしてるのに朝うねる」とおっしゃっていました。お話を聞くと、タオルドライがかなり雑だったことがわかりました。実は、タオルドライの段階で水分を十分に取っておかないと、ドライヤーの熱が均一に届かず、乾きムラがうねりの原因になります。ゴシゴシ擦るのではなく、タオルで髪を挟んでポンポンと押さえるように水分を吸い取ってください。
2. 洗い流さないトリートメントで表面をコーティングする
湿気対策でもっとも手軽で効果を感じやすいのが、洗い流さないトリートメント(アウトバストリートメント)です。オイルタイプは髪の表面に薄い膜を作り、余分な水分の侵入を防いでくれます。サロンでお客様にお伝えしている使い方のコツは、「毛先だけでなく中間部分にもなじませること」。中間がパサつくと全体が広がって見えてしまいます。
3. サロンでの集中トリートメントを検討する
ホームケアだけでは補いきれないダメージがある場合は、サロンでの集中トリートメントがおすすめです。当店では髪質改善トリートメントを月間180〜200人に施術していますが、梅雨前にトリートメントをされたお客様からは「去年と全然違う」というお声を多くいただきます。1回の施術で3〜4週間は効果が持続するため、5月中に一度受けておくと梅雨本番をかなり楽に過ごせます。
くせ毛さんが知っておきたいドライヤーの使い方
くせ毛のお客様には、ドライヤーの風を「上から下に向ける」ことをお伝えしています。これはキューティクルの向きに沿って乾かすことで、表面が滑らかになり湿気の侵入を防ぎやすくなるためです。逆に下から上に風を当てるとキューティクルが逆立ち、パサつきやうねりの原因になります。
また、8割ほど乾いたら冷風に切り替えて仕上げると、キューティクルがキュッと閉じて艶が出ます。この「温風→冷風」の切り替えを習慣にするだけで、梅雨時期の髪の扱いやすさが変わってきます。
まとめ
梅雨の髪悩みは「なってから対処する」より「なる前に備える」ほうが圧倒的に効果的です。タオルドライの見直し、アウトバストリートメントの活用、そしてサロンでの集中ケア。この3つを今の時期から始めるだけで、毎年繰り返していた梅雨のストレスがぐっと軽くなるはずです。
何から始めればいいか迷ったら、まずはサロンでご相談ください。お一人おひとりの髪質に合わせた梅雨対策をご提案します。
運営サイト:UNBIRTHDAY公式サイト
参考文献
– 日本化粧品工業連合会「毛髪の構造と特性」 https://www.jcia.org/

