髪の悩みあれこれ

by UNBIRTHDAY

by UNBIRTHDAY

SPECIAL COLUMN

カラーの繰り返しで傷んだ髪を復活させる方法|美容師が教えるダメージ補修ケア

2026.05.20    ダメージ

📅 公開日:2026.05.20 / 更新日:2026.05.20

「カラーを続けたいけど、髪のダメージが気になる…」そんな声を、私はサロンで毎日のように耳にしています。おしゃれを楽しみたい気持ちと、髪をいたわりたい気持ち。どちらも大切にしたいですよね。この記事では、カラーの繰り返しで傷んだ髪を補修するための具体的なケア方法を、現役美容師の視点からお伝えします。自宅でできるセルフケアからサロンでのプロのアプローチまで、今日から取り入れられるヒントをまとめました。

UNBIRTHDAY広報担当 現役美容師 プロフィール

この記事の執筆者

株式会社UNBIRTHDAY 広報担当/現役美容師。美容師歴7年、ヘアケア・頭皮ケア・カラーが得意領域。神戸・三宮〜北野エリア4店舗(UNBIRTHDAY/CHIKI/if/SPACIUM)で日々お客様の髪と向き合っています。

カラーで髪が傷む原因とは?ダメージのメカニズムを知ろう

カラーリングを繰り返すと、なぜ髪はパサついたりゴワついたりするのでしょうか。まずはダメージが起きるしくみを理解しておくと、日々のケアで何を意識すればいいかが見えてきます。原因がわかれば、必要以上に怖がらなくて大丈夫です。

カラー剤が髪の内部構造に与える影響

ヘアカラーの多くは、髪の表面を覆うキューティクルを開いて内部に色素を届ける仕組みです。キューティクルが開いた状態が繰り返されると、髪内部のタンパク質や水分が流出しやすくなります。私たちのサロンでも、月に1回以上カラーを続けている方の髪を触ると、毛先の弾力が明らかに変わっているのを感じます。

とくにブリーチを伴うハイトーンカラーの場合、メラニン色素を分解する過程で髪の結合そのものにダメージが及びます。1日に施術するお客様のうち、約3割はカラーによるダメージの相談をお持ちです。それだけ多くの方が同じ悩みを抱えています。

「カラーは傷むもの」という思い込みの落とし穴

「カラーをする以上、髪は傷んで当然」と思い込んでいる方は少なくありません。でも実は、ダメージの程度は施術の仕方やその後のケアで大きく変わります。私自身、美容師になりたての頃は「傷んだらトリートメントすればいい」と安易に考えていました。

ところが実際に何百人ものお客様の髪を見てきた中で、同じ頻度でカラーをしていても髪の状態がまるで違う方がいることに気づいたんです。その違いは、日常のケア習慣と、サロンでの薬剤選定にありました。つまり、ダメージは「避けられないもの」ではなく「コントロールできるもの」なのです。

ダメージレベルのセルフチェック方法

ご自身の髪がどの程度ダメージを受けているか、簡単にチェックする方法があります。まず、濡れた状態で毛先を引っ張ってみてください。健康な髪はゴムのように伸びて戻りますが、ダメージが進んだ髪はプチッと切れてしまいます。

また、乾いた状態で毛束を光にかざしたとき、毛先だけ色が明るく透けて見える場合は、内部のタンパク質が流出しているサインです。当店でも初回カウンセリングのとき、こうした簡易チェックをお客様と一緒に行っています。自分の髪の状態を知ることが、ケアの第一歩です。

自宅でできるカラーダメージの補修ケア5ステップ

サロンに行けるのは月に1〜2回。だからこそ、毎日の自宅ケアがカラーダメージの補修には欠かせません。ここでは、私が実際にお客様にお伝えしている5つのステップをご紹介します。どれも特別な道具は必要なく、今日から始められるものばかりです。

ステップ1:シャンプーの見直しが最優先

カラー後のダメージ補修で最初に見直してほしいのが、実はシャンプーです。洗浄力の強すぎるシャンプーは、せっかく入れたカラーの色素だけでなく、髪に残っている油分や保湿成分まで洗い流してしまいます。アミノ酸系の洗浄成分を使ったやさしいシャンプーに切り替えるだけで、手触りが変わったという方はとても多いです。

私自身も、市販の高洗浄力シャンプーからアミノ酸系に変えたとき、2週間ほどで毛先のパサつきが落ち着いたのを覚えています。シャンプーは毎日使うものだからこそ、その積み重ねの差は想像以上に大きいんです。

ステップ2:トリートメントは「中間〜毛先」に集中する

トリートメントを髪全体にベタッとつけている方をよく見かけますが、根元付近はまだ新しい髪なので、そこまで補修は必要ありません。ダメージが蓄積しているのは中間から毛先にかけてです。トリートメントは中間〜毛先に集中してなじませ、目の粗いコームで軽く通してあげると、均一に浸透しやすくなります。

お客様の中には「トリートメントを頭皮にもつけて、しっかり洗い流さないほうが効く」と思っていた方もいらっしゃいました。でも頭皮にトリートメントが残ると毛穴詰まりの原因になることもあるので、気をつけたいポイントです。

ステップ3:アウトバストリートメントで保護膜をつくる

お風呂上がりのタオルドライ後に、洗い流さないトリートメント(アウトバストリートメント)をつけることで、髪の表面に保護膜をつくることができます。オイルタイプ、ミルクタイプ、ミストタイプなど種類はさまざまですが、カラーダメージが気になる方にはミルクタイプがおすすめです。

オイルタイプはツヤ感が出やすい一方、つけすぎるとベタつきの原因になることがあります。ミルクタイプは内部補修と表面保護のバランスが良く、軽い仕上がりになりやすいです。当店では髪質やダメージレベルに合わせて、お客様一人ひとりにアウトバスの種類を提案しています。

ステップ4:ドライヤーの使い方でダメージを軽減する

濡れた髪はキューティクルが開いた状態で、もっとも傷みやすいタイミングです。自然乾燥は一見やさしそうに思えますが、開いたキューティクルのまま長時間過ごすと、内部の水分やタンパク質がどんどん流出してしまいます。できるだけ早く、根元から乾かすのがポイントです。

ドライヤーの温風は髪から15〜20cm離して当て、最後に冷風で仕上げるとキューティクルが閉じて手触りがなめらかになります。「仕事で疲れて乾かす気力がない」というお客様には、「まず根元だけでも」とお伝えしています。根元さえ乾いていれば、ダメージの進行はかなり抑えられるからです。

ステップ5:週に1回のスペシャルケアで集中補修

毎日のケアに加えて、週に1回は集中補修のスペシャルケアを取り入れてみてください。ヘアマスクやヘアパックを中間〜毛先につけ、蒸しタオルで巻いて5〜10分置く方法がおすすめです。蒸しタオルの温熱効果で補修成分が浸透しやすくなります。

私も自宅で週末にこのスペシャルケアを続けていますが、翌朝の髪のまとまりが明らかに違います。忙しい毎日の中で、ほんの10分だけ自分の髪と向き合う時間をつくること。それ自体が、ちょっとしたリフレッシュにもなりますよ。

🎙 ポッドキャスト「あつまれ!ふかふか頭皮さん」で
頭皮や髪にまつわる、皆さんの日常をより良くする情報を発信中です✨

ぜひ取り入れてみてくださいね!

サロンだからできるカラーダメージ補修の施術

自宅ケアで髪の状態を整えることはとても大切ですが、すでにダメージが深く進行している場合は、サロンでのプロの施術が力を発揮します。ここでは、UNBIRTHDAYで実際に行っているダメージ補修のアプローチをご紹介します。

カウンセリングで髪の履歴を丁寧に確認する

UNBIRTHDAYでは、施術前のカウンセリングに特に時間をかけています。過去のカラー履歴、使っているホームケア製品、髪の悩み、理想の仕上がりをお聞きした上で、最適な薬剤と施術プランを組み立てます。

たとえば、30代後半の会社員のお客様で、半年間ブリーチを繰り返してきた方がいらっしゃいました。毛先は触るとチリチリとした手触りで、ご本人も「もう切るしかないですよね」と半ばあきらめていたんです。でもカウンセリングの結果、ブリーチをやめて低ダメージのカラーに切り替え、補修トリートメントを3回コースで行ったところ、2か月後にはご自身で「まとまりが戻った」と実感していただけました。

ダメージレベルに合わせたトリートメント施術

サロントリートメントの大きな強みは、髪のダメージレベルに応じて複数のステップを使い分けられることです。市販のトリートメントは1種類で幅広い髪質に対応する設計ですが、サロンでは内部補修・中間補修・表面コーティングをそれぞれ別のステップで行います。

当店では、お客様の髪の状態を見て3段階〜5段階のステップを組み合わせることが多いです。カラーダメージが特に強い部分には、タンパク質を補給する工程を重点的に行い、比較的健康な根元付近は軽めの処理にとどめる。こうした「部位別のアプローチ」は、プロの手だからこそできるケアです。

カラーとトリートメントの同時施術で効率よくケア

「カラーをしながらダメージ補修もしたい」というご要望はとても多いです。UNBIRTHDAYでは、カラー剤に補修成分を組み合わせたり、カラー後の工程にトリートメントを組み込んだりと、時間を有効に使える施術設計を心がけています。

カラーとトリートメントを同日に行う場合、施術の順番やタイミングで仕上がりが変わります。こうした見極めは美容師の経験値が問われるところです。神戸・三宮エリアで創業2015年から営業を続けるUNBIRTHDAYでは、スタッフ16名がそれぞれの得意分野を持ちながら、お客様の髪と丁寧に向き合っています。

カラーを楽しみながら髪を守るためのポイント

「ダメージが気になるからカラーをやめる」のではなく、カラーを楽しみながら髪を守る方法を知っておくことが大切です。ここでは、カラーとダメージ補修を両立させるためのポイントをまとめます。

カラーの頻度と間隔を見直す

カラーの理想的な間隔は、一般的に6〜8週間と言われています。ただし、これはあくまで目安です。髪のダメージレベル、カラーの種類(全体染め・リタッチ・ハイライト)、髪質によって最適な間隔は変わります。

当店では、リタッチ(根元の新生部のみ染める)をメインにして、毛先は2〜3回に1回だけカラーを入れるサイクルを提案することが多いです。全体カラーを毎回行うよりも、毛先へのダメージが蓄積しにくくなります。私も担当のお客様には「毛先は休ませてあげましょう」と伝える場面が多いです。

紫外線や熱ダメージからも髪を守る

カラーダメージを気にするあまり、意外と見落とされがちなのが紫外線とヘアアイロンの熱によるダメージです。紫外線はカラーの退色を早めるだけでなく、髪のタンパク質を変性させます。外出時には帽子をかぶったり、UVカット効果のあるヘアスプレーを使うのも効果的です。

ヘアアイロンの温度は、カラー毛の場合150℃以下に設定するのがおすすめです。180℃以上の高温は、カラーで弱った髪にとって大きな負担になります。「低めの温度だとスタイリングが決まらない」という方は、アイロン前に耐熱のスタイリング剤を使うと、低温でもしっかりカールやストレートが定着しやすくなります。

食事と睡眠が髪の回復力を支える

髪は体の内側からつくられるものなので、食事や睡眠の質もダメージ補修に影響します。髪の主成分であるケラチンは、タンパク質から合成されます。肉、魚、大豆製品、卵などを毎日の食事にバランスよく取り入れることで、新しく生えてくる髪が健やかに育ちやすくなります。

また、成長ホルモンの分泌が活発になる睡眠時間は、髪の修復にとっても大切な時間です。忙しい毎日の中で完璧を目指す必要はありません。でも「なんだか最近、髪の調子がいいな」という変化は、こうした日常の小さな積み重ねから生まれることが多いです。

カラーダメージ補修に関するよくある質問

サロンやSNSでよくいただくカラーダメージに関する疑問にお答えします。

Q1. カラーで傷んだ髪は元に戻りますか?

一度ダメージを受けた部分の髪が完全に「元通り」になることは、残念ながらありません。髪は死んだ細胞でできているため、肌のように自己修復する力を持っていないからです。ただし、トリートメントで内部を補強したり、表面をコーティングしたりすることで、手触りやツヤを大きく改善することは可能です。そしてダメージ部分が伸びて切れる頃には、健やかな髪に入れ替わっていきます。

Q2. 市販のトリートメントとサロントリートメントの違いは?

大きな違いは「カスタマイズ性」と「浸透力」です。市販品は幅広い方に使えるようマイルドな設計ですが、サロンでは髪の状態に合わせて薬剤のステップや濃度を調整できます。また、スチームや超音波アイロンなどの機器を使って成分を内部まで届けることができるのも、サロンならではの強みです。どちらが優れているというよりも、日常の市販ケアとサロンの集中ケアを組み合わせるのが、髪にとってはもっとも効率的なアプローチだと思います。

Q3. ダメージがひどい場合、カラーはお休みしたほうがいいですか?

ダメージの程度によってはお休みを提案することもありますが、必ずしもカラーを完全にやめる必要はありません。カラー剤の種類を低ダメージのものに変更したり、リタッチのみにして毛先は休ませたり、カラーと同時にトリートメントを行うなど、方法はいくつもあります。大切なのは、ご自身の髪の状態を正しく把握した上で、無理のないペースでカラーを楽しむこと。担当の美容師に相談していただければ、一緒にベストなプランを考えます。

Q4. カラーの色持ちをよくするにはどうすればいいですか?

カラーの色持ちとダメージ補修は、実は密接に関係しています。髪内部の補修が行き届いていると、色素の流出も抑えられるからです。シャンプーをカラーケア用に切り替える、シャワーの温度を38℃前後のぬるめに設定する、カラー直後24時間はシャンプーを控える。この3つを意識するだけで、色持ちはかなり変わります。

まとめ:カラーを楽しむために、髪をいたわる習慣を

カラーの繰り返しで傷んだ髪を補修するには、まず原因を理解し、毎日のケアで丁寧に向き合うことが大切です。シャンプーの見直し、正しいトリートメントの使い方、ドライヤーの習慣、そして定期的なサロンケア。一つひとつはとても小さなことですが、積み重ねた先に、指通りのよい、やわらかな髪が待っています。

カラーは、自分らしさを表現する大切な手段です。「傷むから諦める」のではなく、「ケアしながら楽しむ」という選択肢を、ぜひ持っていただけたらうれしいです。なんでもない日の、なんでもない自分の髪を、ちょっと愛でてみる。そんな日常が、あなたの毎日をより良くしてくれると信じています。

髪のダメージで悩んだら、いつでもお気軽にご相談くださいね。私たちUNBIRTHDAYが、あなたの髪と一緒に向き合います。

🎙 ポッドキャスト「あつまれ!ふかふか頭皮さん」で
頭皮や髪にまつわる、皆さんの日常をより良くする情報を発信中です✨

ぜひ取り入れてみてくださいね!

あわせて読みたい

📂 ダメージの記事一覧
📖 HAIR&LIFE トップ
🏠 UNBIRTHDAY 公式サイト

参考文献

📚 日本毛髪科学協会
📚 厚生労働省 理容師美容師試験研修センター

⚠️ 本記事の内容は美容・ケアの一般的な情報提供を目的としたものであり、医学的診断・治療を代替するものではありません。症状が改善しない場合や気になる変化がある場合は、皮膚科等の専門医への相談をおすすめします。

各店舗のご予約

💇‍♀️ UNBIRTHDAY(ホットペッパー)
💇‍♀️ SPACIUM(ホットペッパー)


UNBIRTHDAYをもっと知る

🗒️ note
📸 Instagram

ページトップへ戻る